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花回廊では花の季節を「春・夏・秋・冬」と分けていますが、花の記事が掲載された日付を元に、以下のように区分けしています。
▼春(春の頃) 3月〜5月
▼夏(夏の頃) 6月〜8月
▼秋(秋の頃) 9月〜11月
▼冬(冬の頃) 12月〜2月 |
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▼名桜散見(3)
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法蓮寺の枝垂桜(久万町天然記念物) |
1993/04/17 |
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【壮観さながら花の滝 樹齢130年気遣う住職】
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例年より1週間遅く“花の滝”のように
枝垂れ咲く法蓮寺の桜(14日撮影) |
「ありがたや 花谷山の 枝垂花 大慈大悲の 法ぞ匂わん」―枝垂桜(シダレザクラ)で有名な法蓮寺(上浮穴郡久万町露峰)を訪ねると、この歌碑が目に入る。花谷山は山号。花が美しく咲き、人が花の香に酔う―すべては大いなる力のおかげ、ありがたく受け止める心こそ大切と教える道場である。
ずんと大地から立ち上がった太い幹。中空で分かれた枝々は、さらに無数の小枝を伸ばし、一気に弧を描いて八方へ垂れ下がる。枝の先まで花、花、花。さながら花の滝とも見える壮観さに、花見客はただただ「ほーッ」と感嘆の声を上げるばかり。
枝垂桜はエドヒガンの一変種で花はやや小ぶり。紅や八重咲きもあるが、法蓮寺の花は淡紅白色。明治十六年に入山した住職が植えたといわれ、根回り二メートル、樹高八メートル、推定樹齢百三十年。昭和五十九年、町の天然記念物に指定された。
桜の名が広まるにつれて川本博文住職(44)の気遣いも増える。七、八年前から台風や雪の重みで一部の枝が枯れ始めた。いらい林業試験場とも相談、根回りの土の入れ替え、施肥にも配慮している。費用も手間も桜狩りの客にはわからない苦労だ。
仏教は花の散るはかなさに人生の無情を重ね、人の生きざまを問うた。だが境内の隅にある句碑「枝垂れ咲く 桜浄土の 花谷山」(大野岬歩氏=本名・盛直=作、同町出身)には、名桜の美しさに身をまかせ、平和をおう歌するあるがままの人が見えてすがすがしい。
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